明日があるなら。星になったあなたへ

たった一人の家族であり、友人であり、一番の理解者でいてくれた主人をがんで喪い、あれから12年経ったけれど、相変わらずの自分と主人の話。https://aircat.exblog.jp/

辛いとか悲しいとか

雪が積もった。 


雪道をフラフラ歩きながら、思い出した。


今日みたいな雪が降っていた日、

「雪が積もるね」

アナタは嬉しそにワタシに笑いかけた。

「雪なんて見飽きてる」

可愛くない北に生まれたワタシが返す。

つまんなそーなアナタが可笑しくて。



昨日の事みたいに覚えてる。

でも、昨日の事じゃなく、10年以上前の話。 


もう、雪、二人揃って、見れないんだ。


そんな事を思い出したものだから、顔についた雪なのか、ナミダなのかマフラーが濡れてきた。 


フラフラしても両脚で雪を踏みしめ、歩いてるワタシ。

辛いとか悲しいとか、そんな思いを踏みして

毎日歩き続けてる。

今日は、ソレが雪だっただけの話。 



それだけ。